今日は、晴れてはいたもののドカンとした上昇気流には恵まれない一日でした。

1発目の複座機プハッチが弱い上昇気流を捕まえて10分間飛ぶことができたのですが、その後が振るいません。バッタ飛びと呼ばれる、離陸してはすぐに着陸するフライトばかりが続きました。
こちらは、最近入会したクラブ員Gさん。離陸準備完了の合図、サムアップの瞬間です。
単座機ASW28に搭乗しているのは主任教官のHさん。ただ、空に雲がありません。雲は上昇気流の存在を示す有力な手掛かりなので、なかなか厳しいフライトが続きます。
しかし、昼過ぎには徐々に条件が好転。とはいっても、事前の予想通り2000ft~2500ft(600m~750m)位までしか上昇できません。また、雲が無いブルーサーマルなので、地形や地上の状態を見てヤマ勘で行かなくてはなりません。一応装備の装着と操作の練習として本気モード同様に積み込みましたが、実際にはひたすら基本計器と自身の感覚を信じてサーマルを探しました。
1500ft(450m)程度の高度で滑空場のすぐ南から浜名湖(右手奥)とアクトタワー(左手奥)を臨みます。高度が低いので、浜名湖が手前の地形に隠れて見づらいですね。
こちらはクラブ員Aさん。残念ながらこのフライトでは上昇気流を掴むことができませんでしたが、チェックポイントから着陸までバッチリと決めることができました(素晴らしい!)。滞空時間だけがグライダーの醍醐味ではないですね。
結局、参加者がほぼ2巡したあたりでこの日のフライトはおしまいとなりました。
暑さは思ったより厳しくなく、撤収作業はテキパキと進みます。
分解されトレーラーに収納された複座機プハッチ。蓋を閉める直前に撮ってみました。
なお、この日、管理人Tomのピュアグライダー2000発目のフライトが有りました。単座機ASW28の搭乗だったのですが、曳航してくれたウインチマンのクラブ員Aさんに、用意してあった記念品を贈呈しました。
カードサイズの金属板にパーツがエッチング(レーザーカット?)してあり、組み立てるとこんな感じの小さな模型になります。贈呈したのは写真とは異なる機種のものですが、いずれもグライダーの父と呼ばれるオットー・リリエンタールのグライダーです。ちょっと細かい作業ですが、無事組み立ててもらえることを祈っています。

以上、管理者Tomでした。